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インターネット広告について考えてみた

インターネット広告市場について、WEB媒体・メディアの人間が考えたことを、とりあえず徒然なるままに書いてみます。

深刻になってきたwebビュー問題

自社サイトの流入経路が2年前と大きく変わってきました。

 

以前は検索流入が大半を占ていたが、facebookのようなソーシャルメディア、Smartnews、Antennaといったキュレーションメディア、naverまとめやヤフーさんなどからの外部リンク=参照流入と呼ばれる種別の流入が増えてきている現状があります。

 

消費者とのコンタクトポイントが拡大していることは喜ばしいこと、と好意的に捉えています。

実際、コンテンツを展開するのであれば、自社に来てもらうのを待つのではなく、

積極的に外海に出て行って、接点を構築していくことが必要な時代になったのだと思っています。

 

SEOだけでコンテンツのtrafficは成り立たなくなってきていることは、周知の事実だと思います。(SEOを疎かにしていいわけではなく両輪必要っていう話ですが)

 

ただ、一方でそういった流入は、あくまでも各社のアプリの中でのアプリ内viwer=webビューによって作られていることは余り意識されていないと思います。(かく言う自分もそこまで意識できていませんでした)

 

ただ、ここに来てその事実が着実に影響を及ぼすことがわかってきました。

webビュー上ではリターゲティング広告が効かないのです。(これは広告マネタイズを担当している人には大きい話ですね)

 

これまで、PCとSPはデバイスをまたぐので、Cookieを共有することができないことや、ブラウザとアプリもcookieを共有できないことはある程度知られていると思います。

webビュー(=よくあるパターンは、ヘッダー・フッターがアプリの仕様のまま遷移しているwebブラウザページ)も同様で、cookieがまた更に別の人間として判断されているのです。

 

つまりSP版では、同一の人物が行動していても、

 ・WEBブラウザの閲覧者

 ・アプリ閲覧者

 ・webビュー閲覧者

 の3人の人間として、システム上は判定されているのです。

 

これまではAndroidCookie使えるけど、iOSは使えないんだよね、と言っていただけでしたが(それもIDFAやAd_IDなどで解消の兆しがありますが)、実は、Androidであっても、WEBビューで開いた途端に、ブラウザで判定し保持していたであろうユーザーも別の個人になってしまうのです。

 

この事象により、アプリによってコンテンツをデリバリーすることでページビューを伸ばしたとしても、コンテンツプロバイダーの収益はそこまで伸びてこない。1PVが作り出す収益が同等ではなくなってきているのです。(だいたい1/3~1/4くらい。それだけターゲティング広告が市場の中でベースになっている証拠でもありますが。。。)

 

コンテンツマーケティングなどの流行もあり、企業が自身のコンテンツを積極的に各メディアにデリバリーすることは大事なことですが、そこでランディングしたときはまた更に別のCookieとしてカウントされることを認識した上で展開していく必要がありますね。

Googleをはじめ、各技術会社が、webビューでの閲覧であったとしてもcookieを保持していく仕組みができるかもしれませんが、まだ先のようです。

 

誰か、アプリ内からのviewであってもターゲティングできるような仕組みをご存知でしたら教えていただきたいと思います。

(ユーザーの方は意識していないのですが、広告配信で収益を上げている人は、それも踏まえて今後どうするか考えていく必要が出てきていますね)